尽きない興味の歴史

自身の興味あることが誰かのお役に立てれば

家族との向き合い

我が家は共働きで子供なし、愛犬あり。
仕事や職場での悩みは、最初に妻に相談して客観的な感想
もらいます。

 

相談のタイミングは食事中やお散歩中

 

愛娘ともいえる愛犬(もうヒトと同じ)と、朝晩10年以上お散歩を
続けていることもあって、散歩中は対話の機会でもあります。

 

嫌なことがあったり、自身の判断に迷ったり、それとなく他の会社の
様子(機密ではない)などを知ることで、今の自分が偏っていないか
判断することができました。

 

退職したい気持ちも、
なぜなのか
解消できないのか
ここで退職した時の問題点は何か
など、最初の異動後のポイントから経緯を知ってもらっているので
気軽に話すことができました。

 

世間一般的には家族以外にも上司や同僚、全く見ず知らずの第三者
など、話をして勢いだけの退職を回避できるはけ口があるなら少し
助けを求めても良いのかもしれません。

 

自身だけですべて判断して行動していくのは非常に大きな力と体力
を使うので、ネットでもいいかもしれませんが、自身の人柄や立場
を理解した援護者がいれば心強いことは間違いありません。

 

結果的に僕の場合は妻だったわけで、
もしも辛い思いや嫌な思いを聞いてもらえる身近な人がいなければ、
出身学校やハローワークなどで相談しても良いのかもしれません。

 

何にしても家族に相談することで、退職後のイメージを持ってもら
えるだけでなく、良くない状況を少しでも良くすることができる
かもしれません。

 

どうかしっかり準備してプレゼンしてみてください。
自分自身の気持ちや考えの整理にもなるので、ちょっとオススメ

退職の手続き

ある程度お金の目安がついたら、いよいよ退職の手続きを進めることになります。

 

僕の場合、特に問題となるポイントもなかったので変に揉めることは
ありませんでしたが、職場によっては引き止め嫌がらせ、ハラスメントを理由と
した退職や不法な待遇を理由とした退職は、割とこじれることもあるので、
そういった場合は、どこに協力を求める(退職代行・弁護士・ユニオンなど)のかも
考えに入れておくと心強くなります。(職業選択の自由には辞める自由もあります)

 

手続きとして

1.職場の福利厚生による積み立てなどの解約(各種保険なども)

2.退職願、退職届に関する書類の作成

3.年金や健康保険切り替えの手続き(任意継続制度なども利用)

 

ここで1点ポイント

退職し無職になると新規利用しにくくなるものがあります。

保険クレジットカードローンなど

僕の場合勤務先の福利厚生に含まれている各種保険に加入していたので、
退職後新たに契約できなることも考慮し、退職前に通販型の保険に加入・
切り替えを行いました。

 

仕事への責任についても、退職の意向を申し出た後、通常業務の傍らに
少しずつ資料の作成他部署や上長とのナイショ話を進め、万端の引継
ぎに向けコツコツ準備を進めました

 

事務的な手続きは退職前に完了しておかないと、立場が変わり福利厚生
を受けられなくなると新規申し込みの手続きが難しいものが多いため、
忘れて(気付かず)しまい、退職後の新規申し込み時に転職先が決まっ
てないため勤務先が記入できず、審査が通らないことで保障が受けられ
ず損をしてしまうこともあり得ます。

 

退職後に職業を聞かれた場合、
その他
無職
家事手伝い
といった思いもよらない職種(?)を答えることもありそうです。

 

僕自身、有償サービスやアンケートを受ける際、
今までは 会社員、教員、学校事務 なんて答えてましたが、
今聞かれたら 無職 と答えるしかないと思っています。
(自動車教習所や小型船舶免許申請時は無職で申し込んでいます)

 

この手続きを済ませたらこうなる
ということを考えながら進めることを推奨します。

退職に備える(考える)

まず気にするのはお金
生きるためにはお金が必要です。

 

収入編

退職によってもらえるお金=退職金

 退職金は退職金制度がある会社でしかもらえません
 退職金制度がある場合は、月々の給与から少しずつ差し引かれ、
 来るべきその日のために積み立てられています。
 (就業規則に対象勤務年数や算出式などが記載されています)

 

 退職金制度がない場合、給与から差し引かれることはないため、
 その分手取りが多く(少なく)なっています。

 例)

  退職金制度有り:手取り10万円(積み立て分プラス)

  退職金制度無し:手取り10万円(ありなら9万円なのかも)

  退職時の収入総額は制度有り企業のほうが多くなりますが、
  制度無しの企業では収入総額が少ないことがわかります。

 

 就業規則を読み直し、どれくらいの退職金が手に入るか
 シミュレーションしてみるとよいでしょう。

 

退職によって戻ってくるお金=積み立てなど

 目的があって積み立てているお金なので、戻ってきても安易に
 使い切らず、今後どのように使うのかを検討しましょう。
 (外部の別サービスで積み立てていく、やめる、とか)

 

退職後手に入れることのできるお金=失業給付など

 退職後転職の予定がない場合、条件を満たせば失業給付金を受け取る
 こともきます。(勤続年数などによって生む・金額が決まる)

 

支出編

生活費
 住宅ローン、マイカーローン、家賃、光熱費、通信費、水道料、
 生命保険料、自動車保険料、火災保険料、マンション管理費、学費、
 固定資産税、カードローン、消費者金融、美容費(髪、被服・化粧)、
 養育費、趣味費、その他

 

退職することによって自身で支払うことになるお金
 住民税、国民年金、健康保険など 

 

これらの収入から支出を引いて、今の生活を維持するとしたら
どれくらいの期間で再就職なりの目途を果たすか、というリミットを
明確にしておきましょう。(場合によっては貯蓄を切り崩す覚悟を)

 

できればこれらの準備や理解もなく勢いだけで退職することは控えた
ほうが、離職後の後悔や不安にならないかと思います。

 

僕の場合は退職金と失業給付で当面しのぎつつ求職活動や資格取得を
中心に、あせらず「一生働ける仕事」を模索することにしました。

退職に至るまで その4

「千里の道も一歩から」

 

50歳を目前にしての退職
ポイントは「自分以外にも意義のある退職」
感情的に退職したりすることもあるでしょうけど、大きな組織の
中では、役職者の退職は多少なりともインパクトがあるもの。

 

穏便かつスムーズに進めるためにはいくつか注意しなければなら
ない点がありました。

1.残った人たちに何か考えてもらいたい

2.他部署へ迷惑をかけない

3.所属部署の問題を他部署にも察してもらいたい

4.波風をたてない

5.引継ぎ方針と資料の作成

 

良くない上司Bさんへ

1.正直な職場の不満をぶつける(Aさんからのパワハラも含め)

2.退職の意向を伝える

3.今後の改善策を提案

 

良くない上司Aさんへ

1.建前的な退職の意向を伝える

2.Bさんへ伝えた内容のダイジェスト(パワハラは除く)

 

退職の意思があることを伝えて部署内で公になるまで半年くらい。
言葉で伝えることができたのは退職の1か月前でした。
(そこから引き継ぎ)

 

それぞれの違った立場の方から「本当の退職理由」を聞かれましたが、
8割くらい伝えて2割は心に留めました。(波風を立てない)

 

コロナの影響で自宅待機・自粛期間もあったので、時間はかかり
ましたが、誰かの機嫌を損ねるでもなく無事退職に向けて動き出す
ことができるようになりました。

 

退職にはパワーが必要です。
それは体力的な面だけでなく、にも。

心が疲弊しているときに退職に踏み切っても次へつなげるまでに
時間を費やしてしまうかもしれません。
体力と気力を養って、これから起こる数々の困難を乗り切るため、
まずは退職してから得られると想定する楽しいことを思い浮かべ
それを糧に心身のスタミナを回復しておくことをお勧めします。

退職に至るまで その3

「石の上にも三年」

 

異動して3年
4年目を迎える直前に仕事に対する良い評価をいただきました

 

普通だったらここで更にやる気が増すところですが、
昇格というおまけがついたことで、のびのび仕事ができるという
希望はなくなり、2度目のポイントになってしまいます。

 

このとき、
踊る大捜査線で いかりや長介さんが言っていたセリフ

「正しいことをしたければ、偉くなれ」

が頭をよぎり前向きになれました。名言ですね!

 

が、新たに移動してきた上長によって3度目のポイント
迎えることになります。

 

良くない上司A

1.昔のことをよく言う

2.感情的発言

3.安請け合い

4.見栄っ張り

5.八方美人

6.自身のパワハラの自覚無し

7.役職者のみで方向性を決めようと誤認

8.業務や現場を理解している、と勘違いしている

9.その他

 

良くない上司B

1.自分には決定権はない、を多用(板挟み管理職)

2.自分は一生懸命やってる、が口癖

3.ビシッと言ってやる、とよく言うが聞いたことはない

4.問題を見て見ぬふりをする

5.自分の後輩は一生後輩で目下

6.不満のはけ口で呼び出される(聞かされるだけ)

7.その他

 

役職的には

良くない上司A > 良くない上司B > 僕

部署的には10人くらいの組織だったので3人で運営して
いたのですが、一番経験の浅い僕が3番目の役職にいたので
「提案して自分で準備&実行&報告」という仕事がどんどん
増える非効率さでした。(年下が指示・命令って難しい)

 

結局、
やりたいことだけでなく必要なことまで手が回らなくなり、
八方美人で見栄っ張りのAさんから苛烈な催促を受けるように
なりました。
(Bさんに相談してもビシッと言えないので改善もなく)

 

そんな良くない上司たちへの不満を、部下となる年上の先輩か
ら改善を求められることが増えるようになりました。
(不満がある人は、態度や仕事にも出るので怒りのAさん)

 

本来の仕事以外の個人の感情をコントロールすることが仕事に
なりかけたので、

「だったらやりたいことで一生働ける仕事を探そう」

という結論になりました。

 

こうなると腹も座るもので、誰が何を言っても言われても、強く
立ち向かえるほど怖いものがなくなります。

退職に至るまで その2

急がば回れ」 

意欲的な人材が活躍できる、顧客満足度の高い職場を作ることに
成功したものの、組織の良くない面が降りかかってきます。

 

「良い結果を他部署でも出してほしい」

 

いわゆる「テコ入れ」というやつです。
組織として重要なことだとは頭で理解しているものの、自身の意欲を
減退させるきっかけになってしまいました。

 

まぁ、これが最初の退職ポイントとなった人事異動で、
異動先は本当に問題の多い部署でした。

1.在籍部署に固執している

2.新しいことを受け入れない(提案したくない)

3.提案(自身・他者)を嫌う

4.他部署や他者を蔑む

5.低いカーストの部署として自虐的

6.問題を起こした人がいる

7.その他

若者相手であれば青春的な取り組みで前途ある改善を試みれたと思う
のですが、40歳以降が大半をしめる場合は自身のやり方が確立され
ているので、なかなか言うことを聞いてくれません

 

結局新たな場所でも、周囲から評価を高めて所属部署で受け入れて
もらう手順を取らざるを得なくなり、時間をかけて環境を変えていく
ことになりました。

 

こういう環境で仕事をする場合、高圧的に働きかけると同等以上の
反発が帰ってくるので注意が必要です。
性格的にも望むやり方ではないので少しずつ自身の個性を理解して
もらって一緒に仕事をすると何となく良いことが起こる、と認識
してほしいものです。

退職に至るまで その1

「憎まれっ子世に憚らず」を信じて「逆境力」を磨く

 

前職を退職する7年ほど前に人事異動がありました。
後世を担うエンジニアを育てたいと思い専門学校の教員になったのですが、
思いがけず業界の洗礼的なパワハラにあい、60歳間近の先輩教員からの
責任のなすりつけで2年程イレギュラーな処遇を受けました。(愚痴)
※新しい知識や技術を持った人材は向上心の低い年配者に疎まれる

 

当時の職場には「面倒なことにはかかわらず楽に働きたい」と考えている
方がいたので、すでに企画が通り予算ももらっている段階で与えられた
仕事を拒否するという、社会人経験に乏しく非協力的な年配者が、中途
採用で社会人としての常識を持っている経験の浅い人材の成長の妨げ
なっていました。

 

経験や知識の浅い者へ「高尚なアドバイスによって自身の立場を有利なも
のとしたい」という、なんとも稚拙で浅はかな人たちが蔓延っていたわけ
ですが、エンジニアや会社員として仕事をしてきた人は、自分で問題を見
つけ解決策を模索することに慣れています。
結局、そういった意識の低い人たちと接しなくても良い結果が出せてしま
ことになるため、忠臣蔵のように伝達されなかったり歪んだ情報を伝え
られたりといった嫌がらせ(だと思います)も受けたのですが、他部署と
の交流により得られた人脈や情報、評価はコミュ力の低い彼らを黙らせる
に十分な効果を発揮してくれました。(ホウ・レン・ソウって大事)

 

様々な方面から自分の力になるような取り組みへ率先して働きかけ参加し、
所属部署外へも意欲と成果をアピールしたことで、外部から正当な評価
いただき、不当な処遇以前よりも高い評価をもらうことができるようにな
りました。

 

結果的にモチベーションの低い人たちも、時代の流れに逆らえず図らずも
年功序列ではない正当な評価によって閑職へ異動となり、意欲的な人材が
活躍できる、より良い職場環境へと革新し、高い顧客満足度を提供できる
職場になりました。

経営者や管理者の向上心が低いといつまでたっても状況は良くならない
で、見切りをつける期限をある程度設定しておくとよいでしょう。

(僕の場合「半期」ごとに検討して再設定が必要なら「次の半期内」に)

 

個人的には効果的な回り道を探す能力を磨くことが、逆境にも耐えられる
力を身に付けられると思っています。